竹細工の道具の最近のブログ記事
この道具は、みがき包丁と言う道具です。竹の表皮を削り落とすのに
使います。竹細工の中で染色する物のほとんどの製品は、このみがき
包丁で皮の部分を削っています。竹細工の人たちは、この作業のことを
竹みがき と言っています。
なぜ?竹の表皮を削り落とすのか?と言うと竹の表皮の部分は、ガラス質
のようで、染料が入りにくいからで、表皮の下の部分は、染料がよく定着して
くれるので、このみがき包丁が活躍するのです。
三日月のような独特な形をしています。

我が家の黒竹の盆栽にバッタがとまっていたので、写真を撮らせて
もらいました。子供の頃は、このバッタを勝手にコンペイトウバッタと名
前をつけて呼んでいました。(本当は、クツワムシと言います。)
秋の夕方から夜の間 「ガシャガシャガシャ」と大きな声で
鳴きます。おいらのお気に入りの可愛い虫です。
セン

今日の道具は、センといいます。もともとは、竹の道具では、なくて
下駄屋さんが下駄を作るときに使う道具です。それを竹細工用に、
真直ぐになるようにトンカチで叩いて真直ぐにしてつかいます。
センという道具は、師匠の竹清先生のところで、代々使ってきた道具
だそうです。(竹清先生は三代目) このセンは、膝の上で、竹ヒゴの表
面を磨くのに使います。簡単に説明すると、大工さんが使う鉋(カンナ)み
たいな物です。
煤竹宝石箱の内側のヒゴ作り

このように膝の上に敷物をして、竹ヒゴを引いて表面を磨きます。これを
したとしないとでは、籠が出来上がったときにかなり印象が違います。
籠の光沢がかなり良くなりますし、手で触ったときに、つるつるとして優し
い感じに仕上がります。
このセンは、竹清先生のところで修行時代に買ったもので、11年使って
います。

上から見たところ(エビフライの衣みたいなのは、削った竹を巻いて使っているためです)

下から見たところ(片刃の刃物です。)
このセンは、竹清先生のところで、代々使ってきたもので、他の
竹籠屋さんの所では、使っていない独特の道具で、おいらも、誰かに
伝えて行きたいと思います。
切り出し小刀とは、片刃の刃物で、日本独特の形をしています。
簡単に説明すると、台所にある包丁を見てください。両側から、 砥いである、表から見ても、裏から見ても同じ形の刃は、両刃。 台所に出刃包丁が、あれば見てください。
表と裏の形が、違うと 思います。片面からしか砥げないようになっているのが、片刃の 刃物です。 片刃の切り出し小刀の特徴として、片刃、なので砥ぐのが容易で あること、そして、片刃なので、刃の角度が鋭く、抜群の切れ味であ ることです。
今日は、携帯用の煤竹箸を削りました。
繊細な削りの出来る「東大吉 青一号」青鋼を使った凄いやつ。 おいらは、この切り出し小刀を、おもに、二本使っています。一つは、 硬いものを、力強くけずるもの、もう一つは、竹を、斜めに削ったり、繊 細な削りをするものです。
同じ切り出し小刀でも、一本一本個性があり ます、刃の硬いもの、柔らかいもの、良く切れるけどスグ機嫌をそこねる もの、などなど。
家には、切り出し小刀が6本あるけど、使ってるのは、二本くらいです。 どれも、つかえるけど、おいらと相性のいいのは、この二本です。この 二人がいれば、怖いものなしです
右にあるのが、 力強い削りの「竜馬さん」












