川端康成の籠

この籠は、志賀直哉が使っていたものを川端康成が譲りうけて愛用

していたそうです。現在、この籠は、美術館に収蔵されているそうです。

 

 

 ある美術館で、川端康成が使っていた籠のレプリカを

作って、気軽に参観者に見てもらいたい物を、展示したい

とのことで、運良く、おいらの工房に話がありました。

 

この籠は、おそらく白竹と磨き竹で、編んでいたものが、

時代とともに、こんな色に成ったのだと思います。

磨き竹が茶色になっていますね。

 

この籠を作るために、一月に入って、最適な竹を伐り

出しました。最高の竹達です。

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 その後、炭火で炙り、白竹にしてから、材料にしました。

美術館側から、「新しい籠ではなく、この籠の古さを出してほしいと」

難しい御注文です。茶色の部分は、煤竹と炭化竹を使用しました。

DSCF3894.JPG

 

 そして、編み始めです。

DSCF3895.JPG

 

 四ツ目編みという技法です。底編み終了です。

DSCF3898.JPG

 

 そして、立ち上げていきます。

DSCF3901.JPG

 

 胴編み完了です。あっという間に編み終わってしまいました。

DSCF3903.JPG

 

 そして、縁を編みこんでいきます。しかし、ん~どうしたらいいんだ?

しばらく考え込んでしまいました。

DSCF3904.JPG

 

 そして、なんとかなりそうな感じに、なってきました。

DSCF3905.JPG

 

 縁を、凧糸で、仮止めしました。なんとか成りました。

DSCF3908.JPG

 

 銅線で本巻きです。写真の籠は、銅線で巻かれています。

DSCF3910.JPG

 

 写真と見比べながら、形を修正しています。

DSCF3915.JPG

 

 完成しました。

DSCF3912.JPG

 この籠出来上がったら、かなりの大きさです。

おそらく川端康成は、原稿の失敗した紙をこの籠の中に

投げ込んでいたのではないかと思います。そう考えると

おもしろいですね。おいらの勝手な推測ですが。

 

 

  

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このページは、中岩孝二が2012年2月21日 18:19に書いたブログ記事です。

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