今回の花籠は、東京のお客さんからの注文品で、この方は、カサブランカ
の花が大好きで毎日カサブランカを家の中に生けているそうです。その花籠
の制作には、やはり大分県中津産の良い竹が必要だと思い、竹の伐採時期
の今まで、待って伐りに行ってきたわけです。
素晴らしい竹ばかりですが、この中からカサブランカの花を生けるのに
適している竹を探します。竹を選ぶ時は、こっちが選ぶのではなく、竹の
方から、声をかけてきます。おいらは、ただそれを伐るだけです。
竹を伐って倒す時は、こつがあります。高い所から低い所に向かって引っ張り
倒します。これを逆にしてしまうとかなり苦労します。よく考えてしないと、竹に傷
が付いてしまいます。
それから、伐ったあと鋸をどこにでも置かないことです。山の中で、いったん道具
を無くすと探すのが大変です。おいらは、竹を伐った直後に竹の切り口の中に鋸を
突っ込むようにしています。
こうすると無くなることは、ありません。
このように切りわけて、山から持ち帰ります。ここから山を出るまでが
神経を使います。せっかく最高の竹を伐っといて傷をつけては、意味が
ありません。慎重に山を出ます。
明日から、竹割りにかかります。今回は、材料にしてからの油抜きを
します。

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