衣装籠

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 一昨日の夕方、あるお寺から、おいらのもとに、それはそれは古い衣装籠が
持ち込まれました。なんでも、古い蔵の中から、出てきたそうで明治か大正時
代?の物?はっきりした事は解りませんが、これを修理して使いたいそうで、
修理を依頼されました。

P1020050.jpg
左が真竹製、右が女竹製 大きさ 63cm,39cm 高さ10cm

 空気の通りの良くない所にあったため保存状態があまりよくなく、竹もだいぶ
弱っている様子、普通に修理をしたんじゃ、かえって籠を傷めてしまう、新しい
竹を使えば、この籠は耐えられずに、破れてしまうと判断し古い煤竹を使うこと
に決めました。

 まず女竹の籠から修理します。
P1020053.jpg
 このように、竹ヒゴが外れていました。この竹ヒゴを折らないように
籠に収めました。

P1020087.jpg
 そして、上から煤竹の竹ヒゴを通して補強しています。


 つぎは、角の張り竹の修理です。

P1020081.jpg
 このように、張り竹が折れてしまっています。


P1020069.jpg P1020077.jpg
 角の張り竹を煤竹で新しく作ります。まず折れている竹の反対側と
同じように加工し、角のところを火であぶって曲げて、おれている所に
つなぎました。

   修理完了

P1020082.jpg
 その他にも、小さい破れを煤竹で修繕しました。

 そして、仕上げの漆塗り

 漆塗り前
P1020050.jpg
 
  

 漆塗り後

P1020111.jpg
P1020114.jpg
 このように、キレイに仕上げることが出来ました。
 
 この籠は、からからに乾いていたようで、漆を飲むように、
よく漆を吸い込みました。これで、あと50年は、使えるかな?


 修理参考価格  15,000円

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このページは、中岩孝二が2008年11月 6日 10:33に書いたブログ記事です。

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