この作品は、ヒゴ幅18ミリの超幅広の竹ヒゴで編んである、菓子皿です。
一見簡単そうですが、難易度の高い技術です。この竹ヒゴを作るには、年
内に生えてきた特大の真竹、その中でも特別柔らかい筍に近いような竹
を見抜く眼が必要です。硬い竹だと編むときに割れてしまいます。伐採時期
は10月から11月頃。
その柔らかい真竹をヒゴにしていきます。幅を揃えるところまでは、普通の
ヒゴとりと同じです。普段と違うところは、最後の仕上げに厚みを揃えるときに
切り出し小刀を使うことです。竹は、円筒形をしています。その竹を割ってヒゴ
にすれば、当然丸まろうとします。幅が狭ければそうでもないですが、幅が広
ければ広いほど、丸まってしまい、ヒゴの中を削るのは難しくなります。
そこで、竹ヒゴを竹の外側に、何度もこねて、竹の内側を膨らませて、その隙に
削っていきます。竹が元の状態に戻るのにわずか数秒、時間との勝負です。
次に編んでいきます。編むときも一見簡単そうですが、編むときは、すっと竹を
編みこんで、ちょうどいいところで止めます。位置が悪いなと、動かすとパチンという
音と共に、割れています。割ってしまうと価値がありません。慎重に作りました。
染色後、漆を塗って、磨いて仕上げています。

幅広四つ目菓子皿 大きさ27cm角
商品番号 W0007
販売価格 60,000円 (税込み) 送料別



コメントする